2018年03月

現在自分がコーヒーを栽培しているのは、沖縄県の中部うるま市の露地の畑。親戚の畑を一部お借りしていて、広さは100坪くらい。そこに現在15本の苗を植えている。
ここは家に近い畑として継続してお借りしていきたいと思っている。

37B8D62E-61B3-411F-BE19-A39EB7AC31C5


そことは別に、お義父さんが何年も前に購入している土地があり、そこを将来のコーヒー畑として貸してもらうことになっている。

場所は沖縄県北部の「伊豆味」という山間部。昔からミカンなど柑橘類を栽培している人が多い地域で、お義父さんもミカンやタンカンの木を何本も植えている。
沖縄で最初にコーヒーを育てた方は実はこの伊豆味で育てたらしい。だからなんだということではないけどなんとなく心強い感じもする。

7A4FA708-8B89-4901-B3FB-D01848A1DCA4

今のところまだ雑草生え放題。これを整備していく予定。

土質


この伊豆味あたりの土質は、石灰質で石が混ざっている水はけの良い土地で、基本的にはコーヒー栽培に適しているだろうと思う。またお義父さんの話では千年前からの落ち葉が堆積して栄養分も豊富だろうとのこと。石がつっかかって掘りづらいだろうと思うけど、それ以外土に関してはかなり良いんじゃないか。

日当たり


すでに背の高い木が多くあり自然のシェードツリーとして期待できる。
ただ斜面は北向きなので日当たりが悪すぎる可能性がなくもない。朝から夕方あたりまでの実際の日当たりを今後調べる必要あり。

6A4048EF-7A45-4958-81C9-3F42BAE09850



まず山の斜面だし周りに木が多いため何もしなくてもかなり風を防げるはず。他の生産者さんの農園でも山の中は風が防げているらしく、鉄の棒による支柱だけでも問題ないとの話。防風ネットなどは無くても大丈夫かもしれない。

ただ斜面が北に面しているので、台風が通り過ぎる際の「戻ってくる風」が北から吹いてくるため、大きな台風のときにどうなるか。全滅する可能性など考えると恐ろしくて仕方ないが、こんなのは実際体験してみるしか分からない。

35A93EF8-9258-40D8-A224-8E2B6B4C19C6
かなりの山奥なので周りは斜面だらけ。風が防げるといいんだが。


お義父さんはこの山を購入するときに3つくらい条件をつけたらしいんだが、そのうちの1つが「近くに川があること」で、すぐ近くに小さいけどもちゃんと川がある。
お義父さん曰くそこからポンプで吸い上げれば水には困らないと。ちゃんとそういうことを考えてあることにただただ感謝。水がなかったら何も出来ないよ。

35A93EF8-9258-40D8-A224-8E2B6B4C19C6

道の脇に川が。川の写真忘れた。。

という事で育て始めてみないと分からない部分はありつつも、全体的にはかなり良い条件なのではないか。成長具合の違いを知りたいので、同じぐらいの成長具合の苗を今年から試験的に何本か植えてみようと思う。



コーヒーの木の剪定にチャレンジ。

AC5703E1-74A5-44D5-81B4-AAF7BBEAA83C


沖縄では台風でとても強い風が吹くため、コーヒーの木の高さをあまり高くできない。コーヒーの木は本来4〜7メートルくらい伸びる性質だが、幹の太さが細いため風でものすごい揺れて折れてしまう。

他の生産者さんたちの意見を聞いてみると、皆さん150センチくらいの高さのところで止めるように上部をカットして出来るだけ折れないように対処しているとのこと。

FB622F10-22FA-46CD-889F-B4E25F1CCED5


ただ木を高くできないとその分収穫量が少なくなる。上に伸ばせない分、横に伸ばし、かつ枝分かれを多くして実がつく枝を多くするようにしているとのこと。

90E627F6-7BC3-4AFF-8D31-C54CAD4EBB88

いくつも枝分かれしている

方法は枝の先端をカットして、カットした断面の両脇にある芽が葉ではなく枝になることを誘発させるという方法。
成功すると先端がY時に分かれる。それを繰り返して枝を倍々に増やしていく。

今年初めの農園見学の際に上記のことを教えていただいて、帰ってからすぐにいくつかの枝で試してみた。

AC5703E1-74A5-44D5-81B4-AAF7BBEAA83C

枝の先端でカット。断面の両脇にある新芽が新たな枝のなることを狙って

剪定する時期にもよると思うけども、2か月くらいは特に変化なかったが、先週やっと変化が。
狙った通りカットしたとこの脇から葉から枝に変化したような枝が!

4D81B2DE-F31D-4040-9072-3B0535D95BD3


ただ!片方だけ!これでは増えてない!

いやー、どんなこともチャレンジなのでいいんですけど、ほんとうまくいくことってなかなかないなー。。

0455673D-D0BB-45AD-B233-132159F83305


それにしても剪定は楽しい。
木自体も一本一本個性があると思ってたけども、枝それぞれに違いがあってどこをカットしようか考えながらやってると時間があっという間に過ぎていく。ただでさえ時間ない中でなんとかやっているのにとても危険な作業。ほどほどにしないとだなこれは。

「コーヒーマスターと巡る大人の遠足 珈琲豆の収穫から焙煎まで in やんばる」というなんとも魅力的なネーミングのイベントに参加してきた。
名護市ネオパークの近くにあるレストランCookhalさんと、ワークショップのときにもお世話になったCoffiee Potohotoさんが主催のイベント。
前回のコーヒーワークショップの時に告知がありその場で申し込んでいた。

ということでタイトルにある「コーヒーマスター」とはPotohotoの山田哲史さん!山田さんの説明を聞かせてもらいながら実の収穫から飲むところまでまるっと沖縄県産コーヒーを楽しもうという、凝縮濃厚企画。最高。

遠足スタート。Cookhal (クックハル) さんに集合

午前10:00、なごアグリパーク内にあるCookhalさんに集合し遠足が開始。1日の流れの説明を受けて、気分が高まる。
IMG_8200
あとで使う焙煎グッズを眺め出発を待つ

遠足出発、農園へ

コーヒーの実の収穫は中山コーヒー園さんでということで、皆で車で向かう。
到着し農園の中に入っていくと、ミカンの木のに囲まれた窪地に生き生きとしたコーヒーの木がびっしりと並ぶ敷地が見える。当然もうこの時点でテンションあがる。実は自分は以前にも見学させてもらったことがあるのだが、相変わらず元気のよい見事なコーヒーの木でため息。

IMG_8207
生き生きとした葉

IMG_8233
幹が太い

収穫!

到着後間もなく、軽く方法を教わって収穫へ。
プラスチックのカップに「あふれるくらい」という量を収穫するべく皆一斉に木々の中に突入。

IMG_8210
一本の枝がいくつにも分かれている

収穫量を増やすために選定で枝分かれさせているため、かなり枝が密集した状態になっている。周りから見ただけでは奥が見えず、奥の方に付いている実を見逃してしまう。

IMG_8229
枝の中に頭を突っ込むと奥の方に真っ赤になった実が

できるだけ濃く赤くなった実を選び摘んでいき、20分程度でコップいっぱいに。

IMG_8236
こんなちょっとの量でもこだわって選ぶと結構時間かかる

精選へ

コップ一杯分の収穫を終えたらCookhalさんへ戻って精製過程へ。
今回は収穫した実を本当にそのまま飲むため、すぐに果肉を取り除いて中から豆を取り出す作業へ。

IMG_8245
右が取り出した豆。左の果肉の近くに置いてあるのは、水に浮いてしまってはじいた分。

ミューシレージ (豆の周りのぬるぬるした部分) を軽く水で洗い流して、ウォッシュドに近い状態に。
これを精米機にかけてパーチメントを脱穀。米用でもちゃんと殻がむけると、話には聞いていたけども実際に体験するのははじめてでこれはかなりうれしかった。

IMG_8250


IMG_8253
殻がむけ中から生豆が

IMG_8254
欠けてる豆などはこの時点でいくつかはじいた

乾燥〜焙煎

網に入れてドライヤーにて乾燥。むけたパーチメントを飛ばして生豆だけの状態に。 そしていよいよ焙煎へ! コーヒー好きとか言ってながら生まれて初めての焙煎。本で読んだだけの知識でまずはやってみた。 IMG_8256



結果は、難しい!当たり前だけどね。そんな最初っからうまくいくことなんてない。
いやー、もっと浅い感じにしたかったんだけども、一気に黒くなった。

IMG_8276
艶もなくイメージしてたのとは違うな。まあいい、今後学んでいこう。

IMG_8262
皆さんそれぞれにいろんな焙煎具合。

そして、飲んでみる!

そしていよいよ飲んでみることに。
まずはドリップで。

IMG_8291

糸満のCafe Mondoor (カフェ モンドア) の生駒さんにアドバイスをもらいながらのドリップ。
今回のタイトル「コーヒーマスターと巡る」にとどまらず、「コーヒーマスターに教わる」ドリップもあり、さらにコーヒーワークショップに引き続きMakishiさんのエスプレッソもありと、やはりとても濃縮な企画でかなりお得だったんじゃないかな。

ドリップは「最高にうまい!」とはいかなかったが、それでもやはり美味しい。収穫後すぐの豆を美味しく焙煎するなんてのは素人には無理なのでこんなもんだろう。
ちなみに生駒さんが自らドリップされていたコーヒーはとても美味しかった。同じ畑の豆なんだけどもね。。今後学んでいこう。。

最後はエスプレッソに

そして最後は、15グラムの豆をMakishiさんに託し、エスプレッソにしていただいた!

IMG_8284




コーヒーワークショップのときは独特な香りが広がったが、今回の自分たちの収穫した豆は酸味が強めに出た。香りも広がっていたし美味かったけども、イメージしたよりは荒々しい感じだったかなー。
自分のコーヒー豆だとどうなるのか。今年の冬、充分に収穫できるようならぜひお願いしてみたい。

IMG_8288

それにしても、さっき収穫した豆をむいて煎ってすぐエスプレッソとして飲めるっていうのがすごい。
世界の生産地でも同じようなことしてるのかは分からないけど、これは生産地ならではの貴重な体験。

遠足終了

「収穫から飲むところまで」と、栽培したあとの全体を経験できたのはとても良かった。各工程を全部アナログの手作業でこなしたのでリアルにイメージできるようになった気がする。

どんな品種をどのように精製するか。どのくらい焙煎して、どのくらいの大きさに挽いて、なにで抽出するか。Makishiさんのエスプレッソもアナログの手作業。各工程、何を選んでどう組合せるかによって香りが変わるはずなので今後いろいろ試さないと。

最近よく感じるのは、沖縄のコーヒー好きの方たちがいろいろ活動されてて、盛り上げていっているという動きがいろんなところであるんだなということ。3年前に栽培しはじめた時はそういう動きがよく見えてなかったけども、県内各所でそれぞれの動きがあって、つながっていたりもする。自分もそんな動きに刺激をもらいながら、同じくコーヒーを盛り上げていく動きに参加していたいなと思う。

↑このページのトップヘ