2018年11月

いきなりコーヒー農園をやりたいからコーヒーの木が欲しいって人はそんないないと思うけども、
「家で観葉植物としてコーヒーの木を育てて、うまいこと実がなるようなら自分で焙煎して飲んでみたい」
という方は結構いらっしゃるんでないか。

そんな方へ、「コーヒーの苗はどこで手に入れるのか」という疑問があると思うので、知ってる方法をお伝えする。

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4つの入手方法



自分の知ってる限り下記の4つの方法がある。


  • インターネットで買う

  • ホームセンターで買う

  • 生産農家にお願いして買わせてもらう

  • 海外の生産地に買いに行く



インターネットで買う



1番簡単なのはこれ。「コーヒーの木 販売」とかで検索するとわんさか出てくるので、適当に好きな大きさのやつを買えばOK。

ただ、飲むとなると品種や生産地が気になるかもしれない。ブラジルの豆を飲んでるのかアフリカの豆を飲んでるのか。アラビカ種なのかロブスタ種なのか。

聞いた話で、ある観葉植物の農家さんではロブスタ種の苗を販売しているとのこと。なんとなくアラビカ種のほうが流通しているイメージがあるけどそうでもないかもしれない。

なので、一応「どこどこのアラビカ種」とか「コナコーヒー」とか品種や生産地が書かれているものがあるので、まずはそれを信用してそれを飲むってことで良いと思う。

種や苗を見ても、本当にその品種なのかは分からないのでしようがない。20年いろんなコーヒーを見てきた生産者さんでも、木や実を見ても完璧には分からないと言っていたし、まずは信用するってことで。

園芸ショップやホームセンターなどで買う


実はホームセンターなどのお店にも結構コーヒーの木が置いてあるので、近くにあればのぞいてみるといいと思う。
観葉植物のコーナーにあるかもしれない。

ホームセンターで売っているコーヒーの木には品種名が書いてないことが多いので、何を飲んでるかを知りたい方にはむかないかも。

見た目は葉がツヤツヤでとても綺麗なので、観葉のみの目的であればすぐ手に入るし実物を見て買えるのでいいと思う。



生産農家にお願いして買わせてもらう


自分の最初の苗はこのパターンだった。
名護コーヒーという名前だけど那覇にあるコーヒー屋さんで、発芽して2年くらいの苗を5,000円で買わせてもらった。
品種はムンドノーボで、その後赤い実がなった。沖縄でいうニューワールド1号。

そのほか、うるま市のうるま農園さんでも購入させてもらったことがある。

自分はまだ売るほど苗の数が多くないのでお分けすることは難しいが、農家さんによっては可能性あると思うので連絡してみるといいと思う。

連絡したりするのは手間だけどこの方法が1番おすすめ。

農家ならその苗がどんな品種なのかとか、どうやって育てたらいいかとか、実がなった後どうするのかとか知ってるので、それらも含めて教えてもらえるかもしれない。

インターネットで調べても結構色んな情報が得られると思うけど、やってみないとわからないことが多いので、情報を読むだけより、教えてもらえる人がいた方がよいんじゃないかなと思う。

あと品種は明確。各コーヒーの木や苗の品種を記録しているので、よく分からない苗を渡されるってことはないはず。

海外の生産地に買いに行く


海外のコーヒーを種や苗で販売している卸会社から仕入れたりするのではなく、直接生産農家に買いに行くという方法。
この方法は現実的ではないし自分もやったことがないので、特におすすめということではないけど方法としてはある。

メリットはやはり品種が明確だし珍しい品種なども期待できそう。

ただ未経験からいきなり自分でこんなことするのはちょっとハードル高いので、機会があれば、という方法。

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以上が自分が知っているコーヒーの木の苗の入手方法。
3〜5年くらいで本当に収穫して飲めるくらいになるはずなので試してみてほしい。
なんてえらそうに言ってるけど、自分もまだ充分に収穫できてないので頑張んないと。。

以前の投稿「コーヒーの「美味しさ」ってなんだ?」で書いた通り、美味さの基準を分かるようになるべく、上の投稿ではスペシャリティコーヒーの評価項目を調べた。

コーヒーテイスターズ・フレーヴァーホイール



さらに少し調べると、コーヒーテイスターズ・フレーヴァーホイールというコーヒーの「フレーバー = 香りや風味」についての指標があるとのこと。

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SCAAサイトのThe Coffee Taster's Flavor Wheelページより

SCAA (Specialty Coffee Association of America) というアメリカのスペシャリティコーヒー協会が定めているようで、日本語版をPDFで購入できるらしい。

香りの指標というのはどんなものか


果物やナッツなど、他の食物の何に似てるか?というもの。
コーヒー屋さんで値札のとこに書いてある「チョコレートのような甘み」とか「ベリーのような爽やかさ」とか書いてあるアレ。

ひとつの豆につきひとつの香りということでもなく、そのコーヒーが持つ香りはいくつかの組み合わせで表現されるので、さまざまな特色のあるコーヒーが生まれるというわけ。

コーヒーをひたすら楽しもうとしたんでしょう。「これはあの香りに似てる」「これはあれだ」とかやってるうちに増えたんでしょうね。そうやって深みが生まれていることがまさにコーヒーの魅力。いや楽しい。

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どうやってその香りが生まれるのか



本当に香りを調合してその組み合わせのコーヒーができたら楽だが、実際はそんな栽培時にコントロールはできないはず。

栽培時は、実を大きく元気にということがまず気にかかるし、具体的な香りというより果実として甘くしようとするくらいじゃないか。

ワインでもコーヒーでも、土壌や気候などその土地特有のテロワールにより個性が生まれるということになってるが、それをコントロールしてライムの香りを生み出すとか考えにくい。
正直、結論としては偶然の産物というか、そこで育てたら結果的にライムの香りが含まれてたってことでなかろうか。

栽培時に香りをコントロールできたらすごいことだけども、それができたとしても誰にも教えないなおれは。

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自分が育てたのを初めて焙煎した時の豆。ナッツの香りはしなかったが、かすかな爽やかさがあった。

偶然なのに、香りはいろいろある



にしても細かい。
「柑橘系」で済まさず、オレンジ、グレープフルーツ、ライムってレベルでの違い。

ここに全部書くのは大変なので書かないけど10のカテゴリーがあって全部で137種類あるらしい。細かい。

たしかにライムっぽいという香りを判別できるのは楽しそう。現在は「なんかスパイシーだな」とか「果物のような爽やかさがあるな」くらいの感覚か。

細かく、かついくつかの組み合わせで分かるってのはなかなか難しそう。

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竹の近くで育てるとどんな香りになるか。若々しい青さが生まれるかな。

違いがわかるから特別



スペシャリティコーヒー協会としては、そういう各コーヒーの「違い」を定義していくことで、どのようにスペシャルなのかを評価しやすくしたってことでしょうか。

世界のさまざまな生産農家の各コーヒーが持つ個性を、どのように評価したら表現できるかを、何度も何度も飲んで決めていったんでしょう。

そンなわずかな違いを楽しんでいるという世界があるってことを知るだけでも奥深く感じる。

正直、わずかな違いを判別できる自信はないがそういう細かさだということは分かった。

自分のコーヒーはどんな香りがするのか


自分の栽培したコーヒーには果たしてどんな香りがあるのか。それを今年の収穫ではいよいよ知ることができる、と思ってたんだがどうなるか。

台風24号で相当の数の実が落ちてしまったので、今年も全て苗にするか、20〜30杯くらいは飲めるようにするか。悩む。ナッツのような香りとオレンジっぽい香りがするといいんだが。分かる日はいつになるかなー。




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